配合って何?
生コンを注文する際に、日時や数量、現場や打ち方を
お聞きしますが、中でも「配合」は、より重要なものと
してお尋ねします。
生コン会社が聞いてくる「配合」とは、「呼び強度」
「スランプ」「粗骨材の最大寸法」のことです。
呼び強度とは、正式には28日経過した後のコンクリ
ートの圧縮強度です。実際は、数字以上に強くなること
がほとんどですが、ダムなどは16程度、鉄筋コンクリ
ートになると最低18で、以降は3ずつ増えていきます。
ダムなどの巨大な塊状のものは、比較的小さくてOKだ
し、むしろ強過ぎるとクラックが入ってしまうのでNG。
逆に、比較的小さな断面で強度を必要とする鉄筋コン
クリート構造物などは、呼び強度が大きくないとまずい
訳です。
スランプは、分かりやすく言えば、生コンの軟らかさ
ということになるでしょうか。スランプコーンと呼ばれ
る容器に入れて、引き抜いたときに下がる量(cm)で
現わします。数字の大きい方が軟らかくなります。水や
セメントがたくさん入っていれば、スランプも大きくな
ります。
生コンの時に軟らかいからといって、固まったときに
軟らかめになるわけではありませんが。
粗骨材の最大寸法とは、粗骨材、つまり砕石か砂利の
最大寸法です。大きければ強さはありますが、基礎コン
クリートのように、中に鉄筋が入っていると大きな砕石
は通らないので、型枠との間隔を見て決めます。