現場試験とテストピース

 生コンクリートは、強度がいろいろあり、実際の強度も気温

によって大きく左右されるデリケートな材料ですから、表面を

眺めていても、品質も何も分かりませんね。
 そのために、生コン車が到着したとき、現場で試験を行うの

です。コンクリートに有害塩分が入っていないかを調べる塩化

物測定と空気が適正な量だけ入っているかの空気量測定、その

コンクリートの強度が実際はどの程度あるのかを調べるための

圧縮強度試験用のテストピースを取っています。

 通常、テストピースが6つあるのにも、理由があります。
 圧縮試験は、3本のテストピースを試験にかけて、その平均

値を試験結果とし、打設後の1週間目の強度と28日目の強度

の2回行うために、6本のテストピースを作るのです。
 テストピース、どことなく少し、かわいいですね。

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