生コンの配合
生コンの配合は、一般的に「24−18−25N」などと表されます。
これらの文字や数字には、以下のような意味があります。
「N(普通)」:コンクリートの種類
普通というのは、コンクリートの種類です。
住宅などに使われているのは、主に普通コンクリートで、それ以外は、特殊な公共工事などの場合です。
「24」:呼び強度(ニュートン)
呼び強度とは、定められた日数(28日)が経過した後の、固まったコンクリートの強度を指します。
この数字が大きいほど、強度が大きくなります。
ダムなどでは、この値が16程度、住宅などの鉄筋コンクリートでは、最低でも18で、21、24と3ずつ数字が増えます。
「18」:スランプ(cm)
コンクリートのやわらかさを表した数字です。
数字が大きいほうがやわらかく、扱いやすくなります。
水やセメントがたくさん入っているほど、スランプも大きくなります。
「25」:粗骨材の最大寸法(mm)
砂利などの粗骨材の最大寸法です。25ということは、中に含まれる砂利の最大寸法が25mmということです。
大きければ強さはありますが、中に鉄筋が入っていると、大きな砂利はつまってしまうので、鉄筋の間隔を見ながら決める必要があります。
生コンの世界は奥が深く、生コン会社では、使用する砂利の、その日の表面水量までしっかりと測ってコンピュータで配合しています。
そのくらい、生コンの配合は重要で、品質を左右するのです。
建てる構造物の種類によって、それぞれ適した配合がありますから、配合の意味はきちんと理解しておきたいところです。