寒中コンクリート
秋晴れのさわやかな日が続き、読書やスポーツ
などを、皆様、楽しんでおられることと思います。
まもなく冬がやってきます。この辺りの冬は、
とても厳しいですから、寒中コンクリートについ
ての注意点は、どんなものなのでしょうか。
平均気温が4℃以下になることが予想される時
は、寒中コンクリートとして施工します。凍結を
予防し、正しい品質が得られるように材料や配合、
練り混ぜ、運搬、打込み、養生、型枠等について、
適切な措置をとらなければなりません。
予想される不具合としては、
1.凍結による組織破壊
2.耐久性、水密性等の著しい劣化
3.凝結および硬化反応の遅延
4.ひび割れや変形等の発生
です。なので、
1.AEコンクリートを使用し、空気量を確保
2.打ち込み終了後、表面をシート等で覆う
3.温度管理を行い、5N/㎟の圧縮強度が得られ
るまでコンクリート温度5℃以上に保ち、
さらに2日間は0℃以上に保つ
等の対策を取るようにします。