コンクリートの水密性
コンクリートの水密性とは、コンクリート中
の透水性や物質の拡散性のことです。
コンクリートの代表的な劣化現象である塩害
は、外から供給される塩化物イオンが、コンク
リート表面から内部に浸透・拡散し、コンクリ
ート内部鉄筋が、腐食することで生じます。
「水密性が高いコンクリート」は、水が浸透
しにくいコンクリートということですし、逆に
水密性が低いと、水が浸透しやすいということ
になります。
似た概念に「透水係数」があり、一般に粘土
よりも砂の方が透水係数は大きくなり、この値
が大きいことは水を通しやすく、小さいことは
水を通しにくいことを表しています。