生コンの品質管理
生コンの品質検査は、製造後に工場で行う「工程検査」と、
購入者に対して荷卸し時に行う「製品検査」があります。
そのうち、スランプとは、生コンの軟らかさの程度を表して
いて、スランプ値が大きい程、流動性のある軟らかいコンクリ
ートになります。管理値は「JIS A 5308」に、試験方法は、
「JIS A 1101」に規定されています。
また、生コンには、強制的に空気を入れており、通常生コン
体積に対し3~6%入っています。空気を入れることで、生コン
の作業性を改善し、硬化後の耐久性を向上させます。
管理値は「JIS A 5308」に、試験方法は「JIS A 1128」に
規定されています。
他に、コンクリート温度や塩化物含有量等があり、これらも
JIS規格において厳密に管理方法が決まっています。生コンのJIS
規格の保持は、しっかりした品質管理の証なんですね。