高強度コンクリート
その名の通り、強度の高いコンクリートのことを言います。設計基準強度なら
39~60N/m㎡とされています。生コン現場での強度のことは、呼び強度と言わ
れ、環境(気温等)を考慮して、
設計基準強度+補正値=品質基準強度
品質基準強度+温度補正=呼び強度
となります。一般的に「強度が高い」というのは、呼び強度が高いという意味で
す。ちなみに、構造計算をもとに用いられる設計基準強度とは別に、供用期間の
観点から用いられる強度は、耐久基準強度と言います。
例えば、一般(供用限界期間65年) 18N/m㎡
標準(供用限界期間100年) 24N/m㎡
長期(供用限界期間200年) 30N/m㎡
とされているようです。単純なイメージですが、呼び強度との関係は、
呼び強度18、21N/m㎡ 捨てコン、土間コン
呼び強度24N/m㎡ 一般木造住宅の基礎コン
呼び強度24、27N/m㎡ 低層建築物の躯体コン
呼び強度27N/m㎡以上 耐圧コンや高層建物の低層階躯体コン
という感じになっています。
一口に、「高強度」と言っても、いろいろな見方と種類があるのですね。