生コンの規格

 生コンクリートは通称、生コンと呼ばれます。

 が、正式には、日本工業規格(JIS)の「コンクリート用語」で、レディーミクストコンクリート(Ready Mixed Concrete)といいます。

 これをひとことで定義すれば、「整備された、コンクリート製造設備を持つ工場で製造され、施工現場に配達されるフレッシュコンクリート」で、商品として取り扱うフレッシュコンクリートを生コンというのです。
 昭和24年の終わり頃に、生コンが市場に出るようになって以来、施工現場練りコンクリートに対して、施工現場にセメント、骨材などの貯蔵設備やコンクリート製造設備が要らない、施工現場にコンクリート製造に関連する技術者、労務者が要らない、コンクリート材料の購入手間がかからず、品質を保証された均等質のコンクリートが、いつでも、どこでも手に入る等の利点を得るため、この規格ができたのです。
 一般に用いられている生コンは、日本工業規格のJIS A 5308「レディーミクストコンクリート」に基づいて製造されており、ほとんどの生コンの商取引が、このJISにより行われていて、生コン工場では、原材料の受入・保管、製造、運搬の各工程で厳密な管理を行い、購入者の要求を満たす品質の生コンを安定供給しているのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です